ユーコーコミュニティー横浜支店の田中です。
外壁塗装工事では、外壁材の塗装以外にも「付帯塗装工事」が必要になります。
見積書を見て「水切り塗装って何だろう？」と思ったことがある人もいらっしゃることでしょう。
なぜ、外壁塗装工事では付帯塗装工事の1つである、水切り塗装が必要になるのでしょうか？
今回の記事では、ユーコーコミュニティー横浜支店が外壁塗装工事で水切り塗装が必要な理由と水切り塗装が不要な素材についてを詳しく紹介していきます。
水切り塗装について知りたい方は最後まで読み、参考にしてみてくださいね。
水切りの役目って？
水切りとは、外壁材と基礎コンクリートの間にある板金のことを指します。
家によっては、外壁の帯板部分や窓サッシの下に水切りがあることも。
水きりの役目は、基礎コンクリートに雨が当たったり、雨水が浸入したりするのを防ぐことです。
水切りがないと、基礎コンクリートが雨水を吸水しやすくなってしまい、床下に湿気がこもります。
すると、シロアリが近寄って来やすい家となって、シロアリ被害に遭う可能性が高くなるのです。
そのため、水切りはシロアリ被害を防ぐのに欠かすことができません。
水切りの塗装工事が必要な理由とは？
それでは、なぜ外壁塗装工事の際に水切りの塗装も必要になるのでしょうか？
水切り塗装が必要な理由を2つに分けて解説します。
・錆びや紫外線から部材を守るため
水切り塗装が必要な理由の1つ目は、錆びや紫外線から水切りの部材を守るためです。
水切りは、「塩ビ鋼板」、「スチール」、「塩化ビニル」のいずれかで製造されていることが多いです。
塩ビ鋼板またはスチールは、塗装をしないと錆びが発生しやすい素材のため、劣化させないために塗装工事が必要となります。
塩化ビニルは、錆が発生しない素材ですが、紫外線に当たることによって経年劣化してしまうため、塗装工事で紫外線から素材を守る必要があります。
このように、水切りに使われている素材によって、水切りを塗装をする理由は異なりますが、どちらも塗装が必須な素材であることには変わりありません。
・家の美観を守るため
水切り塗装が必要な理由の2つ目は、家の美観を守るためです。
外壁塗装工事にて外壁材だけを塗装した場合、塗装し直さなかった付帯物の劣化が悪目立ちしやすくなってしまいます。
雨樋の錆びや破風板の劣化など、水切りだけに関わらず、付帯物の劣化が浮き彫りになってしまうのです。
家全体の美観を守るためには、付帯塗装も必要不可欠だとユーコーコミュニティーは思いますよ。
水切り塗装が要らない素材も！どんな素材が水切り塗装不要なの？
水切りの中には塗装が不要な素材のものもあります。
どのような素材のものが水切り塗装不要な素材なのでしょうか？
素材別に塗装が要らない理由を解説していきましょう。
・銅
銅製の水きりは、塗装工事が要りません。
銅は塗料の密着度が弱いため、塗装工事をしても塗料が剥がれてしまう可能性が高いからです。
・アルミニウム
アルミニウムもまた、銅製の水きりと同じ理由で塗装工事が要らない素材です。
塗装をしても塗料が剥がれてしまいます。
銅製・アルミニウム製の水きりは、スチール製よりも錆びが目だちにくく、丈夫であることが強みですが、だからと言って錆びない訳ではありません。
そのため、なるべく水きりに傷を付けないように配慮する必要があります。
もし、傷が付いてしまった場合には、補修が必要となることを覚えておきましょう。
水切り塗装をする時の注意点
水切り塗装では、3つの注意点があります。
どのような注意点があるのかを解説しましょう。
・DIY塗装をしない
水切り塗装には、塗装技術が必要となります。
「このくらいなら自分で…」
と思いがちな場所ですが、綺麗に塗装しにくい場所のため、DIY塗装はおすすめしていません。
・錆び付いてたら錆び止め塗装をする
水切りが錆びていたら、錆び止め塗料で塗装をしてもらいましょう。
専用の塗料を使用しないと、錆びが広がる原因となります。
・水切りに使われている素材に適した塗料を使う
塗料は、素材によって使い分ける必要があります。
水切りに使われている素材に適した専用の塗料を必ず使ってもらいましょう。
水切り塗装の費用相場って？
最後に、外壁塗装工事と一緒に水きり塗装工事をした場合の費用相場を紹介します。
水切り塗装の費用は、300円～500円/mです。
一般的な2階建て30坪の家で6,000円～15,000円が水切り塗装工事にかかる費用となります。
外壁塗装工事はせず、水切り塗装だけを行う場合は、上記費用に人件費などが含まれ、＋2、3万ほど工事費用が上がると覚えておきましょう。
ユーコーコミュニティー横浜支店では、外壁塗装工事の際に付帯塗装工事も一緒に行っています。
水切り塗装と見積書に記載がされていたら、シロアリ被害を防ぐために水切り塗装を行うんだなという風に覚えておいてくださいね。
