最新技術！無機ハイブリッド塗料のメリット・デメリット

コミュニティー横浜支店で営業をしている田中です。
皆さんは無機ハイブリッド塗料という最新の塗料を知っていますか？
無機ハイブリッド塗料とは、無機物と有機物を合わせて製造した塗料のことで、外壁塗装における最新技術を持ち合わせたハイテクな塗料です！
これまではフッ素塗料が最高級塗料とされていましたが、現在は無機ハイブリッド塗料こそが最高級塗料として注目されています。
そこで今回の記事では、無機ハイブリッド塗料のメリット・デメリットをユーコーコミュニティー横浜支店が詳しく解説していきますよ。
最新技術や最高級塗料が気になる方は、参考に目を通してみてくださいね！

最新技術！無機ハイブリッド塗料って？

無機ハイブリッド塗料は、無機塗料や無機有機ハイブリッド塗料と呼ばれている無機物と有機物を合わせて製造した塗料のことを指します。

無機物の特徴：ひび割れしやすいけど高耐久
有機物の特徴：劣化しやすいけど柔軟性が高い

この2つの特徴を活かせるように無機物と有機物を配合することで、それぞれの良さを持ち合わせた塗料になります。
無機物が劣化しづらく耐久性が高いなら、無機物100％で塗料を製造すれば良いのではないかと疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか？
しかし、無機物100％で塗料を製造してしまうと、柔軟性がないために塗料として使うことができないのです。

これまでに販売されてきたシリコン塗料やフッ素塗料は有機物でできているため、耐久性はそこまで高くありません。
一方、無機ハイブリッド塗料は無機物が含まれているので、従来の塗料よりも高耐久で耐用年数が非常に長いのが特徴です。
しかし、メーカーや製品によってどんな有機物と無機物をどのくらいどうやって組み合わせるかが異なるため、無機ハイブリッド塗料の性能には製品差があります。

無機ハイブリッド塗料のメリット

・非常に高い耐久性で耐用年数が長い
無機ハイブリッド塗料の一番のメリットは、熱や紫外線に強く高耐久なことです。
一般的な塗料は熱や紫外線に弱いため、耐用年数は長くありません。
シリコン塗料が10～15年、フッ素塗料が15～20年ですが、無機ハイブリッド塗料は20年以上の耐用年数となっている製品が多いです。

・メンテナンスの費用と手間がかからない
耐用年数が長いということは、その分メンテナンスの費用と手間がかからないということです。
耐用年数が短い塗料で塗装をしてしまうと、定期的に何度も塗装工事をしなければいけなくなります。
しかし、無機ハイブリッド塗料は20年以上持つものが多いので、長期的にメンテナンスが不要です。
メンテナンスの回数が少ない方が工事にかかる費用を抑えることができるため、コストパフォーマンスを重視したい人にもぴったりです。

・綺麗な外観を維持できる
①カビ・コケ・藻が繁殖しにくい
従来の塗料は有機物でできているため、カビ・コケ・藻の栄養分となって外壁に根を張りがちでした。
そのため、外壁にカビ・コケ・藻が繁殖する劣化症状に頭を抱えるお客様は珍しくありません。
無機ハイブリッド塗料は、カビ・コケ・藻の栄養である有機物が従来の塗料よりも少ないので繁殖しにくく、建物が傷むことも防げます。

②低汚染性があり、建物に汚れが付着しにくい
無機物は静電気が発生しにくいため、外壁に汚れが付きにくくなります。
さらに、無機ハイブリッド塗料は低汚染性という性質を持ち合わせているため、外壁が汚れてしまっても雨水が汚れを洗い流してくれます。
コケや藻が繁殖しにくいことと合わせて、綺麗な外観を維持することが可能です。

無機ハイブリッド塗料のデメリット

・業者や製品の見極めが必要
無機ハイブリッド塗料は、先述したようにメーカーや製品によってどんな成分が使用されているのかや組み合わせ方が違います。
そのため、きちんと耐久性が高い無機ハイブリッド塗料を選ぶことが重要です。
大手メーカーの試験結果が記載されている製品から選ぶのが安心でしょう。
また、業者選びも慎重にならなければいけません。
無機ハイブリッド塗料の塗装工事をしたことがある業者に依頼をしなければ、塗装工事の品質が下がり兼ねないからです。
施工実績のある信頼できる業者に工事を依頼しましょう。

・初期費用がかかってしまう
無機ハイブリッド塗料は、長期的に見てコストパフォーマンスに優れており、メンテナンス代を抑えることができます。
しかし、どうしても初期費用だけはかかってしまうことがデメリットです。
単価相場は、4,300～5,500円/㎡と数ある塗料の中でも高額です。
予算や家庭の事情などと相談して採用するか否かを検討しましょう。

無機ハイブリッド塗料は、無機物と有機物を配合して製造された最新技術の塗料です。
耐久性が非常に高いので、メンテナンスの費用や手間がかかりにくく、外壁を綺麗に維持することができます。
製品や業者選びは慎重に行うことをユーコーコミュニティーはおすすめします。