ユーコーコミュニティー横浜支店の清水です。
家を購入する際に案外見落としがちなのが、屋根の形です。
雨漏りしない家を建てたい場合には、屋根の形状にも注意しなければいけません。
どのような屋根だと雨漏りしにくいのでしょうか?
ユーコーコミュニティー横浜支店が雨漏りしにくい屋根の形状と、注意が必要な屋根の形状を紹介します。
家を長持ちさせるには、雨水などを内部に侵入させないことが重要です。

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雨漏りしにくい屋根の形状とは?

「屋根から雨漏りしてしまった」とお客様からユーコーコミュニティー横浜支店へお問い合わせいただいたことがこれまでに何度かあります。
屋根材の種類によっても雨漏りのしにくさは変わりますが、屋根の形状によっても、雨漏りの危険性が左右されます。

・切妻屋根
切妻(キリヅマ)屋根は、よく見かける三角屋根のことを指します。
雨漏りする可能性が最も低く、単純な構造で継ぎ目が少ないことからメンテナンス費用も抑えられるので、ユーコーコミュニティーは一番おすすめしています。
洋風・和風のどちらのデザインのにも合いますし、全ての屋根材を選べることからも切妻屋根は優秀です。
迷った時には、切妻屋根にすることを提案しますよ。

・寄棟屋根
寄棟(よせむね)屋根は、傾斜面が4方向にある形状をしていて、雨漏りしにくいことでも知られています。
4方向全ての軒先を長くすることで、外壁を雨風から守ることができるのが強みです。
また、雪や雨の量を分散させることができるので、屋根への負担も少なくなります。
屋根材を多く使うため、屋根のメンテナンスコストは高くなってしまいますが、その分メリットがあるでしょう。
しかし、一方で接合部の多さから雨漏りしやすくなると友言われていて、定期的なメンテナンスが必要です。
注文住宅を建てる際は、よく考えた方がよいでしょう。

雨漏りしやすい屋根の形状と特徴とは?

・片流れ屋根
片流れ屋根は、1面のみ傾斜している屋根のことを言います。
「コストが安い」「リフォームしやすい」「雪が溶けやすい」などのメリットがある反面、雨漏りしやすい屋根の形状であることも理解しておきましょう。
軒がない場合には、壁から雨水が浸入しやすいため、注意が必要です。
また、屋根の面積が狭いので、分散して雨や雪を受けることができず、屋根が劣化しやすいこともデメリットです。

・複雑な形状の屋根
複雑な形状をしている屋根もまた、雨漏りしやすいことが分かっています。
デザインを優先した住宅などでは、複雑な形状の屋根は珍しくありません。
設計士次第で屋根の形状が変わるので、複雑な形状の屋根でデザインされていた場合には、屋根の形状をシンプルな形にするように伝えるのも1つの方法です。

・谷樋板金が使用されている屋根
一番の雨漏りの原因とるのが、「谷樋板金(たにどいばんきん)」の使用です。
T字型やL字型などの複雑な形状に家を建てる場合、屋根の結合部に谷樋板金が用いられます。
このような複合屋根はかなり雨漏りリスクが高いため、要注意です。

・軒がない屋根
軒がないまたは短い屋根もまた、雨漏りリスクが高いです。
軒先と外壁の間や、壁・窓・開口部から雨水が入り込んでしまったり、軒がないことで外壁が守られずに劣化が進んでまうことも考えられます。
軒ゼロ住宅や軒が短い住宅には気を付けましょう。

家の購入を検討している方必見!住宅別の雨漏り注意点

・注文住宅
注文住宅を建てる際は、間取りや内装が自由な分、屋根の形状が複雑になりがちです。
屋根の形状が複雑になると、雨漏りしやすい家となってしまいます。
そのため、注文住宅を建てる際は、屋根の形状に注意して設計をすることも大切です。

・中古住宅
中古住宅を購入する際は、屋根の劣化具合や形状までしっかり確認するという方は少ないのではないでしょうか?
屋根のメンテナンスがされていない状態の中古住宅を購入してしまうと、購入直後にメンテナンス費用で100万円ほどかかってしまうケースも珍しくありません。
中古住宅で使用されている屋根材・メンテナンスの有無を確認してから購入するかを検討しましょう。

・建売住宅
建売住宅は、シンプルな形状の屋根が多く販売されています。
「複雑な形状でなければ雨漏りしにくいのでは?」と思われるかもしれませんが、片流れ屋根の場合は雨漏りしやすいので注意が必要です。
片流れ屋根は、スタイリッシュな見た目でコストがかからないことから近年人気がある屋根の形状となっていますが、軒がない片流れ屋根の建売住宅は、特に雨漏りリスクが高いため、購入は避けた方が良いでしょう。

このように、中古住宅・注文住宅・建売住宅を購入する際は、屋根の形状や屋根材について詳しく知る必要がありますよ。
購入後に、屋根の形を変えることはできますが、大掛かりな工事になってしまうため、購入前に検討することが大切です。

 

屋根の形状によって雨漏りの危険性は異なります。
雨漏りしにくい優秀な形状の屋根は、切妻屋根です。
逆に、雨漏りしやすい危険な形状の屋根は、片流れ屋根となっています。
片流れ屋根は、最近の建売住宅に増えてきている形状なので、購入前にきちんと屋根の形状をチェックしましょう。
また、軒がない・軒が短い場合にも注意が必要です。