ユーコーコミュニティー横浜支店の田中です。
皆さんは、外壁塗装の見積りを依頼したら予算をオーバーした…という経験はありませんか?
選ぶ塗料によって見積もりの金額が大きく変わるため、少しでも安い塗料を選びたい方は多いでしょう。
塗料の中でもアクリル塗料は一番安価ですが、メンテナンスのことを考えるとおすすめできません。
今回の記事では、なぜアクリル塗料が外壁の塗装メンテナンスに使用されないのかをユーコーコミュニティー横浜支店が解説していきすよ。

ユーコーコミュニティー,横浜支店,外壁塗装

アクリル塗料を外壁の塗装メンテナンスに使用しないのはなぜ?

アクリル塗料とは、アクリル樹脂が主な現在料の塗料です。
1950年頃から使われるようになりました。
室内の塗装や新築時の外壁塗装にもアクリル塗料を使われることが多いです。
ホームセンターでも購入できる塗料なので、DIYでアクリル塗料を使ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、外壁のメンテナンスで塗装をする時には、アクリル塗料を使用するのはおすすめできません。
なぜなら、アクリル塗料は耐用年数が3~5年ほどと短いため、塗装をしても4年前後でまたすぐに塗装し直さなければいけないからです。
初期費用の少ない塗料ですが、メンテナンスの手間がかかり、コストパフォーマンス性に優れないことがおすすめできない理由です。

アクリル塗料の長所と短所

それではアクリル塗料の長所と短所を詳しく見ていきましょう。

・長所
アクリル塗料の一番の長所は、他の塗料と比較して安いこと。
シリコン塗料やフッソ塗料の半分以下の値段で塗装をすることができるのです。
扱いやすく、豊富なカラーの中から塗料を選べることも、長所と言えるでしょう。

・短所
アクリル塗料の短所は、先述したように再塗装までのサイクルが早いことが挙げられます。
外壁塗装をしてもまたすぐに塗装をしなければいけないため、手間もメンテナンス費用も他の塗料よりかかってしまいます。
また、衝撃に弱い塗料なので、ひび割れしやすいことから耐久性にも不安があります。

初期費用を抑えて塗装をするにはぴったりな塗料ですが、またすぐに塗り直さなければいけないことを考えると業者や塗装メーカーもおすすめできない塗料なのです。

アクリル塗料よりもトータルでお得な塗料がおすすめ!

アクリル塗料は4年前後でまた外壁塗装をしなければいけない塗料であり、メンテナンスの費用がかかってしまいます。
塗料のグレードは以下のようになっており、グレードが高い塗料の方がメンテナンス費用がかかりません。

アクリル<ウレタン<シリコン<フッソ<無機

つまり、シリコン以上の塗料を選ぶことでトータルで見た費用は安くなるのです。
アクリル塗料を選んだ場合は、20年間で4回も外壁塗装をしなければいけません。
しかし、フッ素塗料を選んだ場合は、20年間で1回外壁塗装をするだけで済みます。
アクリルのメンテナンス費用が1回につき80万円かかった場合、20年間で320万円必要となります。
そして、フッ素のメンテナンス費用が170万円程度なので、アクリルのメンテナンス費用の半分ほどで済むのです。
こうして計算をしてみると、遥かにフッ素塗料を選んだ方がお得なことが分かりますよね。
何度も工事をすることにより、その都度人件費や足場代などの余分な費用が必要となるので、工事の回数が多いほどトータルで見てコスパが悪くなってしまうのです。
一戸建て住宅の塗装メンテナンスでは、シリコン以上の塗装がおすすめされるのはこういった理由からだと理解していただけたのではないでしょうか?

アクリル塗料を選ぶなら大手メーカーの信頼できる塗料を選ぼう

これまでにアクリル塗料の特徴や外壁塗装におすすめできない理由を解説してきました。
しかし、とりあえず安く外壁塗装を済ませたい!という方もいることでしょう。
信頼できる大手メーカーのアクリル塗料をいくつか紹介しますね。

・エスケー化研 弾性カラーエナメル
戸建て住宅の外装だけでなく、内装にも使用できるアクリル塗料です。
一般的なアクリル塗料よりもひび割れに強いのが特徴で、耐水性・耐アルカリ性となっています。

・関西ペイント アレス水性ワイドグリップⅡ
戸建て住宅・オフィス・公共施設などの屋内外を問わず使用可能な塗料です。
透湿性や抗菌性、防カビ性が高いため、施行不良が起こりにくいことに定評がありますよ。

・日本ペイント ニッペDANフレッシュシリーズ
モルタル外壁向けのアクリル塗料です。
カビや藻が発生しにくい塗料なので、モルタル外壁を選ぶ方にユーコーコミュニティーおすすめですよ。

 

アクリル塗料は、安価に施工できるのが長所です。
しかし、4年ほどでまた外壁塗装をする必要があり、手間やメンテナンスのコストがかかる塗料です。
長期的に見てコストパフォーマンスに優れないので、あまりおすすめはできませんが、初期費用を抑えたい場合にはぴったりでしょう。