ユーコーコミュニティー横浜東支店の田中です。
家を建てる時に築10年を目安にシロアリ駆除や予防工事を行うことを推奨されたお客様も多いのではないでしょうか?
木造住宅において発生すると思われているシロアリ被害。
実はコンクリート造の家でもシロアリの被害に遭う可能性は否めません。
そこで今回の記事では、ユーコーコミュニティー横浜東支店がシロアリ被害の予防対策の重要性について語ります。

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シロアリ工事の種類

シロアリ工事には、2つの工事があります。
1つ目はシロアリの駆除工事。
2つ目はシロアリを予防するための予防工事です。

・シロアリ駆除工事
シロアリが発生した場合、シロアリを駆除してシロアリ被害に遭わないように消毒を行う工事です。

・シロアリ予防工事
シロアリが寄り付かないように消毒を行う工事のことを言い、消毒工事・防蟻工事・防除工事などと業者によって呼び方は違います。
シロアリの予防工事では、駆除工事は行わずに消毒のみを行います。

コンクリート造でも被害に遭うって本当?

シロアリは、湿った木を好み寄り付く生き物です。
そのため、木造住宅に寄り着くと思われていますよね。
しかし、コンクリート造・鉄骨造の家であればシロアリが寄り付かないかと言うと、そうではありません。
床下の小さな隙間から侵入したり、コンクリートをかじって穴をあけることもあります。
また、家の基礎に使われるコンクリートも基礎の種類によってはシロアリ被害に遭う可能性が高くなるでしょう。

・布基礎
コンクリートが連続で設けられている基礎のこと。
価格が安く、昔の住宅でよく使用されていました。
地面から湿気が上がりやすく、シロアリの被害に遭いやすいです。

・ベタ基礎
底板一面がコンクリートの基礎です。
湿気が上がってきにくく地震に強いため、近年の住宅ではベタ基礎が主流となっています。

築5年でシロアリ予防工事をしよう

シロアリの被害に遭っていなくても、築5年を目安にシロアリの予防工事を行うことをユーコーコミュニティーは推奨します。
シロアリの消毒効果は5年しか持ちません。
そのため、その効果が薄れる5年を目安に再消毒を行う必要があるのです。

これってシロアリ被害かも?駆除を行う目安って?

シロアリはどのような家にも寄ってくる生き物です。
そのため、定期的に専門業者に点検をしてもらってください。
以下のような状態に当てはまっていれば、駆除を行う目安ですよ。

・蟻道がある
蟻が通ったような砂の道ができていたら、それは近くにシロアリがいる証拠です。
シロアリは、明るいのが苦手な生き物なので、砂をかぶって移動を行います。
そのため、シロアリが通ると砂でできた道のようなものができるのです。
このような蟻道を発見したら、被害に遭う前に早めに専門業者にシロアリの駆除・消毒を依頼しましょう。

・シロアリ被害に遭ったような形跡が残っている
家の床がしなったり、床を叩いてみると軽く音が鳴ったりしたらそれはシロアリ被害かもしれません。
また、床の下や庭の周りなどの木材がスカスカに穴が開いている場合も被害に遭っている可能性が高いでしょう。
被害が広がってしまうと、建物内部の木を食い尽くされてしまい、家の強度が下がってしまいます。
被害が大きくなる前に早急にシロアリ駆除を行ってください。
もし、建物内部にまで被害が及んでいれば、補強工事を行うことも検討しまよう。

・近隣住宅でシロアリが発生した
近隣住宅においてシロアリが発生した場合にも、注意が必要です。
シロアリは近隣の家に移動することも多く発見されています。
湿った木材が好きな生き物なので、建物が傷んでいる家ほど被害に遭う可能性が高まります。
もし、近所でシロアリ被害に遭った人がいれば警戒をしましょう。
専門業者に点検をしてもらい、場合によっては消毒を行ってみてください。

シロアリ被害に遭うとどうなるの?

シロアリ被害に遭うと、どのような問題があるのでしょうか?
被害に遭ったことがないお宅では、予想がしにくいですよね。
シロアリ被害に遭うと、家の軸となっている大事な柱を食べられてしまいます。
柱が食べられてしまっては、シロアリの駆除工事だけでは済みません。
建物の補強工事や修繕工事までも必要となり、工事費用が高くなってしまいます。
家を建て直すとなると、更に高額の費用が必要になり、借り住まいの場所まで探さなければいけません。
また、被害に気付かずに放置をすると、耐震性が低下して大きな地震の発生時に建物が崩壊してしまうことも…。
このような事態に陥らないためには、築5年でシロアリの予防工事(消毒)を行い、定期的に点検を行いましょう。
家の床がしなったり、変な音がする場合にも、業者に見てもらうことを提案しますよ。

木造住宅でなくても、シロアリの被害に遭うことがあります。
被害が大きくなると修繕費用や建て直し費用といった莫大な資金がかかってしまいます。
築5年を目安に消毒を行い、シロアリ被害に遭わないように対策を行いましょう。