シロアリ駆除工事の費用を確定申告で控除してもらう方法

ユーコーコミュニティー横浜支店の田中です。
築年数が10年を過ぎた頃から、シロアリ被害に遭うこともあります。
シロアリ被害に遭ってしまったら、駆除工事や消毒をしなければなりません。
その時にかかった費用は、確定申告をすることで一部の費用が返ってくることも！
今回の記事では、シロアリ駆除工事の費用を確定申告で控除してもらう方法をユーコーコミュニティー横浜支店が紹介しましょう。
シロアリ被害に遭われた方は、この記事を参考にしてみてくださいね。

シロアリ被害は災害の1つ！雑損控除が可能！

シロアリ駆除工事は、補助金や保険金を使ってお得に工事をすることができない工事です。
しかし、確定申告で工事代金を控除してもらうことはできます！
お得にシロアリ駆除工事をしたい人は、確定申告で雑損控除をしてもらいましょう。

シロアリ被害は災害の1つとして考えられているため、一定の費用以上が工事にかかった場合、控除してもらうことが可能です。
所得税法第9条「害虫その他の生物による異常な災害」に認められると、雑損控除として工事の費用が控除されるのです。

どの程度控除してもらえるかは、以下の計算式によって求めることができます。
AとBで算出された金額の多い方が控除費用として適用されます。

A「差引損失額－総所得×10％」
B「差引損失額の災害関連の支出の金額－5万円」

差引損失額の計算方法は、
「駆除費＋災害関連支出金額－保険金」で求めることができます。
国税庁のホームページに詳細が記載されているので、確認してみてくださいね。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1110.htm

シロアリ被害を雑損控除で確定申告する条件と必要なもの

まずは、必要なものを揃えましょう。
・確定申告書
・シロアリ駆除工事の領収書
・源泉徴収の原本

また、シロアリ被害を申請するには
①被害に遭った資産所有者が納税者である
②その扶養家族である
③その親族がシロアリ工事をした年の総所得金額が38万円以下である
必要があります。
条件をクリアしていないと、シロアリ被害で雑損控除してもらうことができない可能性があるので、注意が必要です。

シロアリ被害を雑損控除で確定申告する方法

シロアリ被害を雑損控除で確定申告する方法を紹介していきます。

①必要な書類を集める
確定申告書、シロアリ駆除工事の領収書、源泉徴収の原本を準備してください。

②確定申告書の作成
次に、確定申告書の作成をします。
雑損控除の必要事項を申告書に記入し、シロアリ駆除工事の領収書を添付しましょう。

③確定申告書の提出
最後に、確定申告書を税務署に提出をして完了です。
申請が通ると、シロアリ駆除工事にかかった費用の一部が控除されます。

シロアリ駆除工事業者のお得な選び方って？

確定申告でシロアリ駆除工事の一部を控除される・されないにしても、お得にシロアリ駆除をしたいものですよね。
補助金や保険金を使ってお得に工事をすることはできませんが、実は業者選びによっても費用を抑えて工事をすることができるんです。
どのような業者を選ぶとお得で高品質な工事ができるのかを紹介しましょう。

・大手企業
大手企業は、品質もアフターサービスもしっかりしています。
しかし、費用相場は3,000円～/㎡と高くつきます。

・ホームセンター
ホームセンターは、気軽に工事を依頼しやすいので利用する人が多いですよね。
しかし、ホームセンターの品質やアフターサービスはしっかりしている訳ではありません。
下請によって工事の品質が変わるので、当たり外れがあるでしょう。
費用相場は1,200円～/㎡です。

・地元のリフォーム会社
地元のリフォーム会社は、品質もアフターサービスもしっかりしていて地元での実績豊富なのが強みです。
費用相場は1,500円～2,700円/㎡と、大手企業に工事を依頼するよりも安い傾向にあります。
品質もアフターサービスも変わらないのであれば、地元に密着した工事ができる地元のリフォーム会社に依頼をするのがお得です。

・個人経営
個人経営の業者は、品質もアフターサービスもその業者によります。
施工実績や知識が少ない場合もあり、品質やサービスに不安があるのがデメリットです。
費用相場は800円～/㎡と安いですが、安さだけで工事を依頼するのは危険です。

また、業者によってシロアリ駆除の内容や保証の内容が異なります。
どのような内容の工事・保証なのかを比較して業者選びをするようにしましょう。