ユーコーコミュニティー横浜支店で屋根リフォームを担当している本田です。
日本瓦で葺かれている屋根は、鳥害に遭う可能性があります。
鳥のフンや泣き声で不快な思いをしていらっしゃる方は少なくありません。
このような被害に遭わないためには、鳥害対策をすることが大切です。
どのように屋根の鳥害対策をすれば良いのでしょうか?
今回の記事では、ユーコーコミュニティー横浜支店が鳥害対策の方法を紹介していきます。

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鳥害ってどんな被害?

屋根の中に鳥が侵入して繁殖することを、鳥害と言います。
・外壁や屋根に鳥のフンが付着する
・鳥の鳴き声が気になる
・鳥の数が増えて迷惑
などの被害のことを指します。

鳥害は、
・人の気配が少ない家
・老朽化した日本瓦の屋根の家
が被害に遭いやすいです。
日本瓦のJ型には隙間があり、その隙間時から鳥が侵入してしまうのです。
被害に遭ってしまったら対策をしない限り鳥害は続きやすいので、対策をしましょう。

鳥害に遭ってしまったら?対策方法って?

・屋根の葺き替え工事を行う
鳥害に遭ってしまったら、一番の対策方法は屋根の葺き替え工事をすることです。
葺き替え工事とは、今葺いている屋根材を撤去してから新しい屋根材を葺く工事です。
化粧スレートやガルバリウム鋼板の屋根に葺き替えることで、鳥が屋根に侵入できなくなります。
他の対策方法だと定期的に対策をし続けなければいけないため、都度対策費用がかかってしまいます。
しかし、屋根の葺き替え工事であれば1度行えば鳥害の心配はないので、安心して生活することが可能です。

工事の費用は、何の屋根材に葺き替えるのかや屋根面積などによって異なります。
一般的な費用相場は以下の通りです。

ガルバリウム鋼板への葺き替え工事:180万円前後
化粧スレートへの葺き替え工事:160万円前後

高い工事となりますが、根本的な問題を解決できる唯一の対策方法なので、おすすめです。

・屋根の隙間を埋める
J型の日本瓦には隙間があります。
その隙間が原因で鳥が侵入してしまうので、隙間を埋めて対策を行う方法です。
軒先の隙間に面戸(めんど)という部品を取り付けることで、隙間を埋めて鳥害を防ぐことができます。
この方法の良いところは、同時に害虫や雨水が入り込む心配もなくなることです。
木材の板製の面戸で隙間を埋め、屋根の棟の隙間を漆喰で塞ぎましょう。
しかし、漆喰や木製の面戸は当然ながら経年劣化があります。
経年劣化でまた隙間が空いてきてしまったり、木製の面戸が腐ったりしてしまうため、定期的に隙間を埋め直さなければいけません。
その手間がかかることが、この方法の厄介なところです。
シーリングで屋根の隙間を埋める方法も存在しますが、雨漏りの危険性が高くなってしまうので、シーリングで隙間を埋める方法はおすすめできません。
通気や排水の妨げにならない対策方法をとるようにしましょう。
また、屋根の隙間を埋める方法は、何度も補修が必要となるお金がかかる方法なので、長くその家に住む場合には葺き替え工事をした方が安く済むかもしれません。

・駆除や虫よけスプレーの活用
一般的な対策方法として知られているのが、鳥の虫よけスプレーや駆除です。
一時的な対策をするだけであれば、この方法は有効です。
しかし、長くは持たない対策方法なので、根本的に解決することはできません。
鳥の駆除や巣の除去を相談・依頼したい場合は、自治体の環境保全にお問い合わせください。

新築で鳥害被害に遭わないためには?

これから家を建てようとお考えの方は、屋根に隙間ができる屋根材を選ばないようにしましょう。
J型の日本瓦は鳥害の危険性が高いので、採用しないことをユーコーコミュニティーは推奨します。
隙間ができない、スレート屋根もしくはガルバリウム鋼板を選ぶことを推奨します。
この屋根材であれば、そもそも隙間がないので鳥が侵入することができません。

・スレート屋根
スレート屋根のメリットは、耐火性や耐熱性に優れており、比較的安価で工事ができることです。
また、カラーバリエーションも豊かなため、好きな色を採用することができるでしょう。
デメリットは、メンテナンスの手間になりやすく費用がかかることが挙げられます。

・ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板のメリットは、軽量で地震に強い・高耐久・比較的安価で工事ができることです。
最近では、次世代ガルバリウム鋼板という進化したガルバリウム鋼板も販売されており、耐久性や遮音性などの機能性が改良されています。
デメリットは、防音性や断熱性が低い場合があることですが、次世代ガルバリウム鋼板を選べばそのデメリットが解消されているので、特に大きなデメリットはありません。
ユーコーコミュニティーとしては、次世代ガルバリウム鋼板の採用がおすすめです。

 

日本瓦のJ型は、隙間から鳥が侵入して鳥害に遭いやすいです。
鳥害に遭ったら、隙間を埋めるか葺き替え工事をして対策を行いましょう。
これから家を建てる人は、スレート屋根かガルバリウム鋼板の屋根材を採用してみてくださいね。