ユーコーコミュニティー横浜支店の清水です。
長く家に住んでいる人の中には、外壁に付着したコケや藻に悩まされている人も多いのではないでしょうか?
広い範囲にコケが付着している場合、なかなか綺麗に落とすことができませんが、実は身近なものを利用して掃除することができます。
今回の記事では、ユーコーコミュニティー横浜支店が外壁に付いたコケや藻の掃除方法を紹介しましょう。
コケや藻の掃除で悩んでいる人は、最後まで目を通してみてくださいね!
コケや藻が繁殖しやすい場所と危険性について
気づいたら外壁に付着しているコケや藻は、どのような場所に繁殖しやすいか皆さんは知っていますか?
湿度が高く、日陰となる部分にコケや藻は繁殖しやすいという性質を持っています。
まずは繁殖しやすい場所を知り、繁殖を防ぐことが大切ですよ。
・外壁材の表面
外壁材の表面に薄くコケや藻が付いている程度なら、まだ外壁材内部に胞子が侵入している可能性は低いです。
しかし、コケが外壁材に付着していると、給気口や窓から室内に胞子が侵入してしまう危険性があります。
コケや藻はアレルギー性皮膚炎を引き起こす原因の1つだと言われているので、日ごろから外壁材にコケや藻を付着させないように注意をしてくださいね。
・外壁材と外壁材の隙間
外壁材の隙間にコケや藻が付着している場合は、中性化現象が始まっている証拠かもしれません。
中性化現象とは、アルカリ性と酸性のものが反応して起こる現象のことを言います。
アルカリ性の外壁材に酸性のコケや藻がくっつくと、性質が変わってしまうのです。
中性化現象が起こると、外壁が脆くなってしまいます。
最悪の場合、外壁に手で触れただけで外壁材がボロっと剥がれてしまう可能性も…。
菌が育ちやすい環境になってしまわないように、注意した方が良いでしょう。
このような中性化現象が起きていたら、早めにプロに外壁材の点検・工事を依頼することが大切ですよ。
そのまま放置してしまうと、外壁の塗装工事では済まなくなり、張り替え工事や建て直しが必要となってしまいます。
・外壁材の広範囲にコケや藻が繁殖
外壁材の広範囲にコケや藻が繁殖してしまった場合、外壁材内部に根を張ってしまっている危険性が高いです。
湿気が高い地域や日当りの悪い場所、室外機の裏はコケや藻が付着しやすい場所となっています。
コケの根には多くの水分が含まれているため、外壁材内部に浸食すると、補修ができないケースも…。
そうなる前に、コケを発見したらすぐに対処をすることが大切です。
コケを見つけたらどうしたら良いの?
自宅の外壁材にコケや藻が付着しているのを発見したらどうしたら良いのでしょうか?
・外壁が吸水するかをチェック
まずは、外壁が水を吸水するかしないかを確認しましょう。
もし、外壁にジョウロやホースで水をかけて吸いこまなければ、まだ外壁材の防水効果が失われていないので、自分でコケや藻の掃除をすることができます。
もし、外壁材が水を吸ってしまう場合には、外壁の塗装工事や張り替え工事が必要となるので、自分では掃除しないでくださいね。
・コケや藻の付着範囲のチェック
次に、どのくらいコケや藻が外壁材に付着しているかを確認しましょう。
自分で作業しにくい場所や高所にコケや藻が付着している場合は、危険が伴うためプロに洗浄依頼することをユーコーコミュニティーは推奨します。
コケや藻の適切な掃除方法
間違った掃除方法をとると、コケをさらに繁殖させてしまう危険があるため、正しく掃除をすることが大切です。
外壁材の塗膜が防水効果を持っていることを確認してから、掃除を行ってくださいね。
①まず始めに、柔らかいスポンジを軽く濡らし、拭き取るようにしてコケや藻を掃除していきましょう。
固いスポンジだと、外壁材を傷つけてしまう可能性があり、よりコケが付着しやすくなってしまうため、使わないでください。
タワシやブラシなども厳禁ですよ。
②水で濡らしたスポンジでコケや藻が落ちない場合は、コケ落とし専用の薬剤を使って掃除をしてくださいね。
市販でコケ落とし専用のクリーナーが販売されていますよ。
掃除の方法は以上です。
傷つけないように、柔らかいスポンジを使用することが掃除のポイントです。
それ以外の道具の使用は推奨しません。
また、防水効果が失われている外壁材の場合には、外壁材の張り替えや塗装が必要な場合があるので、自分での掃除は行わずにプロに点検や掃除を任せてくださいね。
さらに、高圧洗浄機の使用は外壁材を傷める原因となるため、コケや藻が落ちないからと言って、無理に使うのは避けましょう。
自宅の外壁に付着したコケや藻は、アレルギー性皮膚炎を引き起こす原因につながります。
また、コケや藻が繁殖してしまうと、建物の見栄えが悪くなるだけでなく、強度も弱まってしまいます。
コケや藻の繁殖を防ぐためにも、定期的に掃除や点検を行ってくださいね。