近年、かつて多かった和風住宅が減り、スタイリッシュでおしゃれな洋風住宅が増えてきました。
それに伴い、屋根瓦の住宅が減ってスレート屋根の住宅が増えたのです。
ハウスメーカーや工務店などでも標準でスレート屋根を使用していることが多くなっているんですよ。
そこで今回は、ユーコーコミュニティー横浜東支店で屋根のリフォームを担当している清水がスレート屋根の特徴や長持ちさせるための方法を伝授しましょう!
スレート屋根のメリット
①軽くて地震に強い
スレート屋根のメリットの1つ目は、和瓦の半分の重さしかなく、非常に軽いので家に負担がかかりにくいこと。
屋根が軽ければ、地震が起きた時の揺れも小さくなるので、耐震性が高いこともスレート屋根の魅力です。
中には、耐震性を高くしたいがために和瓦からスレート屋根にリフォームされるお客様もいらっしゃいますよ。
②どのテイストの住宅にも合わせやすいデザイン
スレート屋根はシンプルなデザインをしているので、和風・洋風どちらのテイストの住宅にも合わせやすいのが特徴です。
商品によっては10色以上を製造していますし、塗装することでも外壁に合わせた色に変えることができますよ。
リフォーム・新築どちらの場合でも、住宅に合わせた雰囲気の色を選べるでしょう。
③スレート屋根のメンテナンスに対応している業者が多い
スレート屋根に不具合があったり、万が一破損してしまった場合でも、相談・修理できる業者が多いこともメリットの1つ。
スレート屋根は施行が容易なので、取り扱っている業者が多いのです。
普及していない屋根材を使ってしまうと、取扱店がないことでメンテナンス時に困ってしまうことも否めません。
スレート屋根であれば、何かあった時にすぐに点検や修理をしてもらうことができるので安心できるのではないでしょうか?
スレート屋根のデメリット
①経年劣化でメンテナンスを行わないと雨漏りする
定められたメンテナンス時にメンテナンスをせずにそのまま放置してしまうと、そのうちスレートが割れたり、反って雨漏りしてしまう可能性があります。
スレートは主にセメントでできているため、水を吸うとわずかに膨らんで、乾燥する時に縮みます。
このように何度も伸び縮みを繰り返しているうちに、負荷に耐えきれなくなり、日々が割れてそこから雨漏りしてしまうのです。
そうしたことにならないためには、必ず10年に1度はメンテナンスを行いましょう。
②衝撃によって割れてしまうことがある
スレートは、薄くて軽いのがメリットですが、衝撃には弱い素材です。
積雪の重みや強風でアンテナが倒れてしまった時などに割れてしまう可能性も。
そのまま放置してしまうと雨漏りしてしまう場合もあるので、早めに補修してください。
スレート屋根の費用ってどのくらいかかるの?
・新築でスレート屋根にする場合
新築でスレート屋根にするのであれば、費用はおよそ110万~180万円くらいかかります。
また、屋根の形状によっては更に高額になってしまうことも。
屋根の形状をまだ決めていない段階なのであれば、切妻か寄棟の屋根にすることをユーコーコミュニティーはおすすめしますよ。
切妻屋根・寄棟屋根はシンプルな形状の屋根なので、材料と手間を最小限に抑えることができますし、継ぎ目が少ないことで雨漏りのリスクを減らすことができるでしょう。
近年良く見かける片流れ屋根は、軒先がない作りになっている家が殆どで、屋根から流れた雨水がそのまま外壁に当たってしまうので、外壁から雨漏りしてしまうリスクのある屋根なので避けた方が良いかもしれません。
屋根材・屋根の形状に気を付けることでコストを抑えながら長持ちする家になるのではないでしょうか?
・既存の屋根からスレートに葺き替えする場合
既存の屋根からスレート屋根に葺き替える場合も、約100万~200万円ほどかかってしまいます。
アスベスト入りのスレート屋根だった場合は、古い屋根材を撤去する費用がかかるので、新築でスレートの屋根にするよりも高額になってしまうケースも。
スレート屋根を長持ちさせるには
スレート屋根は10年に1度を目安に再塗装が必要です。
紫外線や雨風を浴びた屋根は表面が劣化してしているので、吸水してしまう状態になっています。
再塗装することで、雨漏りや劣化を防げるので定期的にメンテナンスを行うことが大切ですよ。
工事後は年に1度、屋根の施行をしてくれた業者に点検をしてもらってください。
屋根の施行をしてくれた業者であれば、無料点検を行っている場合が多いので、点検だけであれば費用はかかりません。
また、家や屋根の状態を把握してくれていることや点検・メンテナンスのタイミングを提案してくれることもあるため、点検を忘れてしまったという事態を避けることができるでしょう。
スレート屋根にしたら、年に1度の定期点検、10年に1度はメンテナンスを行ってください。
そうすることでコストがかからず長持ちする住宅になるとユーコーコミュニティー横浜東支店は考えています。