こんにちは。ユーコーコミュニティー横浜支店の佐藤です。
今回はベランダ(バルコニー)の笠木(かさぎ)について解説していきます。
実はベランダ(バルコニー)はこの笠木という部分からの浸水・雨漏りが多いです。
もし雨漏りしてしまったら、軽補修だけでなくベランダごと改修工事が必要になることも。
大きな工事になってしまうと、直すのに時間もお金もかかってしまいます。
そんな事態を避けるためにも、雨漏りしやすい笠木の特徴やメンテナンス方法をご紹介!
ベランダ(バルコニー)があるおうちにお住まいの方は、ぜひ最後までご覧ください。
1章 ベランダの笠木とは?
ベランダの笠木とは、ベランダの手すり部分のことです。
ベランダ外壁の上にかぶさって設置されています。
素材としては、アルミ製が多く、ほかにも鉄や塩ビ鋼板、木の場合もあります。
こういった笠木は、さまざまな形がありますが、ほぼ100%のお家に設置されています。
■笠木の役割と構造
笠木の役割は、防水と美観です。
笠木があることによって、雨が外壁の中に入らないようになっています。
また、外壁の収まりも綺麗になり、見た目もスッキリさせることが出来ます。
内部の構造は以下の図のようになります。
外壁材の裏側には、躯体となる木材があるので水が浸入しないように笠木をかぶせていきます。
2章 雨漏り危険性あり!笠木の要注意な状態
防水の役割をもつ笠木ですが、実は笠木からの雨漏りは多いです。
放っておくと雨漏りしてしまう可能性の高い要注意な状態を解説していきます。
ご自身でも確認できますので、チェックしてみてください。
①目地部分が劣化している
笠木と笠木との継ぎ目がひび割れている、破損している場合は、要注意です。
放っておくと隙間から内部に水が浸入してしまいます。
目地は紫外線によって劣化しやすい場所なので、ひび割れていないかチェックしましょう。
②真上からビスで留められている
笠木が真上から釘やビスで留められている場合は危険です。
年数が経って釘回りに隙間ができると、釘を伝って水が内部に流れていってしまうからです。
通常は笠木自体に釘穴はありませんが、稀に笠木ごと釘で固定されている場合があります。
ご自宅の笠木に釘穴がないか確認しましょう。
③笠木自体が傷んでいる
笠木自体が劣化している場合も雨漏りする危険性があります。
なぜなら、笠木が傷んでいると防水機能が低下してしまうからです。
特に木製や鉄製の笠木は要注意です。
どちらも紫外線や雨によって劣化し、ひび割れや錆などが発生します。
笠木が劣化すると、内部に水が入り、躯体の木材の腐食や雨漏りに繋がります。
3章 メンテナンス方法と費用相場
笠木からの雨漏りを防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要です。
笠木の付近で劣化が見えたら、お手入れして雨漏り対策をしましょう。
■シーリング補修=1,000~2,000円/箇所
笠木同士の隙間を埋めるシーリングは紫外線によって劣化します。
5~7年ごとに新しいものを打っていきましょう。
費用は一か所1,000~2,000円程度です。(単体工事の場合)
■笠木の交換=2~4万円/m
笠木自体が劣化している場合は笠木の交換をしましょう。
交換は1mあたり2~4万円かかります。(単体工事の場合)
もし交換時に外壁や躯体が劣化していれば、プラスで大工工事が必要になるので笠木が気になる場合は早めに修理を行いましょう。
4章 ベランダが心配ならユーコーコミュニティー横浜支店へ!
「我が家の笠木に雨漏りの危険性があるかわからない」
「ベランダ外壁が劣化しているけど笠木が原因かわからない」
という方は、ユーコーコミュニティー横浜支店にご相談ください。
実際に笠木の状態を見させていただき、メンテナンスが必要な状態か、どんな処置がいるのかを診断させていただきます。
また、笠木だけでなく、ベランダ床の防水や、外壁の状態もチェック。
ご自身では気づかない部分も細かく点検いたしますのでお気軽にご依頼ください。